遠見書房のメルマガ

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2012年5月25日金曜日

「第3回 ヘルスケア・コーチング研究会」開催

「第3回 ヘルスケア・コーチング研究会」が開催されるそうです。

以下,同研究会事務局様から情報をいただきました。



第3回 ヘルスケア・コーチング研究会
日時 : 平成24年9月9日(日) 午前9時~午後5時
会場 : 富山県総合福祉会館(サンシップとやま) 研修室701
富山県富山市安住町5-21
TEL 076-432-6141

【プログラム】9:00  開場

9:20  開会のあいさつ

9:30  講演 ①
人の成長を支援するということ
オフィス エンカレッジ代表  中村慎一 氏

11:15 講演 ②
医療におけるナラティブ・アプローチと物語能力
富山大学保健管理センター長  斎藤清二 氏

12:45 休憩

14:00 ワークショップ ①
コーチング・スキル: 自分の思いを伝える
銀座コーチングスクール認定コーチ 菅あけみ 氏

15:15 ワークショップ ②
コーチング・スキル: 信頼関係を築く聴くスキル
銀座コーチングスクール認定コーチ 土屋佳瑞 氏

16:15 交流会
17:00 閉会

参加費 : 一般 2,000円、会員 1,000円

参加申し込み : お名前・ご所属・ご連絡先を 050-3737-0551まで、ファックスにて
お送りください。事前に申し込みされなくても当日の参加は可能ですが、定員を超え
た場合にはご遠慮いただくこともあります。ご了承ください。

サイト: http://healthcoach.kenkyuukai.jp/about/

==

斎藤清二先生が講演されますね!

斎藤先生といえば,ミスターNBMと呼ばれる(←いま名づけただけです)医師 兼 臨床心理学研究者・実践家でありますが,特筆すべきは,先生の文章の正しさだと,思っております。
非常に,ロジカル。ああ,頭のいいひと,頭がすっきりと整理しまくっておられる方なのであろうなあ,と思うわけです。当然,わかりやすい。

名著として,歴史的な価値さえある,

ナラティブ・ベイスト・メディスンの実践ナラティブ・ベイスト・メディスンの実践
斎藤 清二 岸本 寛史

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若干,C調(死語)でありますが,

ナラエビ医療学講座―物語と科学の統合を目指してナラエビ医療学講座―物語と科学の統合を目指して
斎藤 清二

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これ,なんかも,とてもとっつきやすいです。


当然,遠見書房の本も紹介させていただきますが,上の「ナラエビ」を高度?にしたものが,小社の立ち位置でありましょうか。















唸ります。


こんな本もございます。














こちらは,NBMではないですが,ナラティブ・アプローチによる,高校→大学への支援を実践している富山大のリアルを描いたもの,といっていいでしょうか。





2012年5月22日火曜日

5/27 日本心理臨床学会春季大会に出展


そういえば,忘れていたので,ご報告いたします。

今週末27日(日曜)に名古屋で行われる,日本心理臨床学会春季大会に,出展することが決まりました。

遠見書房は,「日心臨」の賛助会員になっておりまして,どうも今年から賛助会員のみ,春季大会で展示販売OKということになったようです。昨年は,一部会社のみ販売しておりました。 (会場の都合などもあるようで,来年はどうなるかはわかりませんが)

ともあれ,まずはありがたく,名古屋まで馳せ参じる次第でございます。

たった1日,しかも,WSの日なので,会場をぶらぶらうろつく,みたいなことはあまりしないかと思いますが,昼休みなど冷やかしにきていただければ嬉しいです。

また秋季大会(これもまた名古屋です)も当然,出展いたします。
春の大会には行かないという方も多くおられると思いますが,ともあれ,よろしくお願いします。

学会シーズン,イン!という感じでありましょうか。


名古屋いい店うみゃー店名古屋いい店うみゃー店
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2012年5月12日土曜日



ナラティヴ・セラピーの牽引役のひとり,ジョン・ウィンズレイド先生が,神戸と東京でワークショップをするそうです。

テーマは,「ナラティヴ・セラピーによる心理援助の進め方」。


●神戸ワークショップ:2012年8月27日(月)10:00~16:00
●東京ワークショップ:2012年8月29日(水)10:00~16:00

詳細は,以下をチェックしてください。
http://www.jabp.jp/information/index3.html


ウィンズレイド先生は,日本ブリーフサイコセラピー学会の招きで来日されるそうですが,そのついで?に学会主催のWSをするんだそうです。

ご興味のある方は,ぜひ。

著作(邦訳)もいろいろとある方です。

新しいスクール・カウンセリング―学校におけるナラティヴ・アプローチ新しいスクール・カウンセリング―学校におけるナラティヴ・アプローチ
J. ウィンスレイド G. モンク John Winslade

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ナラティヴ・メディエーション―調停・仲裁・対立解決への新しいアプローチナラティヴ・メディエーション―調停・仲裁・対立解決への新しいアプローチ
ジョン ウィンズレイド ジェラルド モンク John Winslade

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2012年5月11日金曜日

「深奥なる心理臨床のために」出来!


山中康裕先生による「深奥なる心理臨床のために」が増刷(2刷)となりました!

初版売り切れて以降,長らく品が止まっており,皆様には大変にご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。

また,増刷にさいして,採算面から,100円あげて,3300円とさせていただきました。ハードカバーの本ですが,なかなか経費がかかってしまって。

どうかよろしくお願いいたします。



2012年5月8日火曜日

【新刊】児童精神科医が教える 子どものこころ Q&A 70【出ました】


新刊『児童精神科医が教える 子どものこころ Q&A 70』が刊行されました。





4月の終わりころに製本があがり,そろそろ各書店さんに並んでいるころだと思います。

児童精神医学に関する入門書です。

著者の姜昌勲(きょう・まさのり)先生は,奈良で開業する児童精神科医。
児童精神科医療について,いろいろと伝えたいとの熱い思いから生まれたこの本は,わかりやすいくて,暖かい,そんな本です。

実践で研修しているスタッフくらいを想定して書いていただいたので,ポップな表紙のわりには(?),詳しく,範囲も広く,初学者から中堅の臨床家にまで興味を持っていただける内容になったのではないかと思います。

スクールカウンセラーや,教育相談所などのスタッフの方,学校の先生,養護教諭の方,子育て支援などに関係している方,今度,精神科クリニックで働くことになった方,研修医の方などの最初の1冊として──言うなれば,児童精神医学のガイドブックとして,使っていただければ,幸いです。

臨床を目指す,大学(3年生くらいの)の教科書にもいいかな,などと思っています。

詳しくは,小社のHPをご覧ください。
http://tomishobo.com/catalog/ca38.html


どうかよろしくお願いします。

2012年5月3日木曜日

GW,盛りなり


GWまっさかりでありますが,皆様,いかがお過ごしでしょうか。

明日(今日か)から連休後半スタート!

と思いきや,なんとも,大変な天候で(@関東)。

皆様,無理はなさらず,穏やかに本でも読んでお過ごしください。


さて,下記のようなニュースを拝見しました。

「精神医療の改善」要望書で会見(上)消費税増税分の歳出削減になる
http://www.pjnews.net/news/159/20120411_1

「精神医療の改善」要望書で会見(下)原発安全神話と同じメディアの構造か?
http://www.pjnews.net/news/159/20120411_2

一部抜粋しますと,

【PJニュース 2012年4月24日】自由報道協会の会見で、米田倫康氏は、精神医学会や製薬会社を中心に、新型抗うつ薬が販売開始された1999年頃から、うつ病の早期発見・早期治療が大々的に呼びかけられ、脳内神経伝達物質のバランスの乱れがうつ病の原因であるという、立証されていない仮説がしばしば引き合いに出されたこと。薬の効果や副作用の少なさが誇張されてきた風潮があるという。
ということだそうです。


もっとも,これは大々的に報道されているというわけではなく,そもそも,このPJニュースは,パブリック・ジャーナリスト(市民記者)のためのwebスペースであるので,注意が必要かもしれません。
ま,「自由報道協会」は,プロフェッショナルなジャーナリストの団体でもあるので,こういう記者会見がなされたというのは,事実でもあります。

ともあれ,これは,SSRIあたりのことを仰っているのかな,という気もします。
遠見書房主は,薬については,ほとんど無知なのですが,問題の本質は,製薬会社だけでもなく,安易な投与をヨシとする医療の「生産性」の問題かな,という感じもします。というか,これは,卵が先か,鶏が先か,という議論なのかもしれません。

他方,心理療法やカウンセリングなど無意味である,という論調もあり,その理由として「エビデンスがない」という検索結果だったりもしますね。そうした研究がなされていないだけかもしれませんのに。
上記の記者会見の全貌はわかりませんが,心理療法やカウンセリングの効用をされているというわけでもなさそうです。

現実には,薬物治療と心理的な治療はセットになったほうが,いいように思えるわけですが,これはどうなのでしょうか。


ともあれ,うつ病拡大?の反動から,今後も,こうした報道は続くのかな,という感じもちょっとしますね。

会見された内海さんは,こんな本を書いておられます。
精神科は今日も、やりたい放題精神科は今日も、やりたい放題
内海 聡

三五館 2012-03-23
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刺激的な内容です。いろいろと読むひとによって感想は違うのでしょうけれど。とりあえず,刺激的,と申しておきます。