明後日(16日)が仮通夜,葬儀(17日)の模様。詳しい情報を知りたい方は,遠見書房までご連絡ください。
それにしても,まだ若い。
47歳だったかと思う。夭逝といっていいと思う。
食道がんだった。再発だと聞いた。残念だ。本当に,悲しい。
高橋先生との付き合いは,けっこう古い。
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これに寄稿していただいたときから……いや,この前からだから,1998年くらいだろうか。13,4年?
こんな本も一緒に作った。
(吉川先生の力技に,心底,ふたりで驚嘆したのを覚えている。下記の本には,吉川先生の解説論文があるのだが,原稿用紙50枚くらいのそれを,吉川先生は,目の前で,即興で,話した!……それをそのままテープで起こしたのがそれであった)
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最後にお会いしたのは,10月の終わりころだった。
緩和病棟に入られたと聞き,お見舞いに行ったのだった。またきてね,と言われたのだが,結局,それが最後になってしまった。痩せられ,なんだか少女のようだったのを思い出す。
その前はいつだったろう。9月か。そのときは,ちょっとはお酒を飲んだ。その前はいつだろう。今までに数え切れないくらい一緒に酒を飲んだことは事実である。
再発した,と聞いたのは,今年の3月くらいだったろうか。そのときには希望があった。また治ると笑って話していた。遠見書房で作る本が,絶筆になったら,シャレにならんね,などとも言っていた。
それで,私はのったりのったりと仕事をしていた。抗がん剤が効かなかったという話を聞いたのは,6月くらいだったろうか……。余命は不明だった。何とか生きているうちに本を仕上げようと,あちこちに迷惑をかけてしまった。先に決まっていた予定の本を,急遽,延長して,高橋先生たちの本を早めに出させてもらったのだった。
本当にいい本になったと思う。
ぜひ,読んでみてください。
高橋規子先生,また,一緒に酒を飲みましょう。そのうちに。
合掌。
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