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2011年6月23日木曜日

【新刊】ささっと「サート」の本

 
「サート」の本,出ましたっす!

と聞いて,「ほほー,大野博之先生の本ね」と思った方は,かなりの通か,あるいは九州の方かと思われます。もしくは,動作法界隈の方という可能性も。

これだす。



書誌データ,はりつけますと,

『心理療法のためのリラクセイション入門』
──主動型リラクセイション療法《サート》への招待

大野博之(福岡女学院大学教授,九州大学名誉教授)著

定価2,520円(税込)、210頁、四六版、並製
C3011 ISBN978-4-904536-22-3


そう,「サート」というのは,リラクセイション法なんですね。
九州大学名誉教授,福岡女学院大学で教鞭をとられている大野博之先生の開発した,リラクセイション法であります。
当然,この本には,大野先生の師匠であり,臨床心理士登録No.1の,成瀬悟策先生の「推薦の辞」ものっております。
大野先生,成瀬先生の九州一番弟子 なんですね。当然,動作法の発展にも大きく寄与されてきた方。当然,催眠なんかにも詳しく,そのあたりの知見が結実したものが,この「サート」。新しい心理リラクセイションといっていいでしょう。

リラクセイション技法はさまざまにありますね。リラクセイションは,心理療法におけるアスピリンと言われることもあるくらいでして,動作法界隈の方だけでなく,多くの心理臨床に携わる方が,使用しているテクニックでしょう。精神分析のひとでも,時と場合によってば,使ったりすることもあったりするようです。

で,この本ですが,「サート」の課題動作,そのすべてにイラストついています。ぱらぱらマンガといっていいでしょうか,数が多くて,動きがとてもわかりやすい。実際の写真から起こしたものなので,理解もしやすい。

深呼吸をつかうヤツとか,緊張して弛緩させるヤツとか,その手のリラクセイションに比べれば,さすがに動作法からの流れだけあって,目の前のソファに座りながらやれるというものではありませんが(そういう課題動作も用意されていますが),それなりに工夫すれば,だれでもできますし,心身症や言葉でのセラピーが難しいものなどは,かなり利用できそうです。グループでやったりとかも面白そうと思います。

こういう本,作る時,校正刷を読みつつ,自分で体を動かしてみるのですが……これが,けっこう,いいんですわ。
オススメです。

本書の詳しい内容などは,小社のホームページをごらんくださいませ。

http://tomishobo.com/catalog/ca22.html

 

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