遠見書房のメルマガ

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2011年1月20日木曜日

【N:ナラティヴとケア】お待たせしました【第2号】

遠見書房主でございます。
お寒うございます。いやあ,今年の冬は寒いですねえ。北国のほうでは,雪も大変かと思います。

寒いのは悪いことばかりじゃなく,関東のほうでは,空気がきれいに澄むので,月や星がとてもきれいに見えます。夕焼けもきれいですし,朝焼けもいい。あまり早起きしなくても朝焼け見えるなんて,なかなかありがたいことです。
それから,関東に住んでいる方ならば,「富士山」も,やはり冬の風物詩。空気が澄んでいるので,実にくっきりと見えるわけです。季節を問わず,天気がよければ,関東からだと夕刻に夕陽をバックにして富士山が浮かんで見えたりするんですが,やはり,冬。冬こそ,富士見の季節です。
高い展望を望めるビルなどに行けば,当然,ドーンと富士山が見えるわけですが,他にあまり建物がないなら,3階くらいでも十分に見えたりします。三鷹~府中あたりですと,高台に行くと見えたりします。あと多摩川沿いとかね。

大きい道路をわたるときに,高い建物が干渉しないからでしょうか,ちらりと富士山が見えることがあったりします。遠見書房主は,ふだんから富士山探すのが好きで,どっかこのあたりから見えんかな,とキョロキョロしているんですが,通勤途上に「ウォッチング・ポイント」を作っていたりします。アパートとアパートの1メートルくらいの隙間から富士山が見えたりして,なかなかオツなものです。
東京周辺や埼玉,神奈川あたりには,わりに「富士塚」というのが残っていたりします。要は,富士山を模した盛り土(いまはコンクリで固めていたりする)で,高さはせいぜい3メートルくらい,登れば,たいてい富士山が見え,浅間神社のお社になっていたりすることもあります。遠見書房のある三鷹・中原にも富士塚があります。多摩丘陵を散歩していたりすると富士講(集落で富士山を詣でをしたりしていたそうな)の記念碑なども時折見かけたりします。お伊勢参りや落語でおなじみの大山詣でなどと並ぶ,巡礼の旅だったんでしょうね。歓楽街が富士山の周辺にほとんどないことを考えると,伊勢や大山に比べれば,かなりストイックだったのかな,と思われます。

富士講ではありませんが,「大きいもの」に通じるために,さまざまな学問や思想があると思います。大きいもの,とは一概には応えられませんが,別に,神なるもの,という意味ではなく,人間の存在や幸福や真理なども,大きい,永遠の人間のテーマだと思われます。
そこに,チャレンジしているのが,「ナラティヴ」というキーワードだと思います。
今月末になりますが,

「N:ナラティヴとケア」第2号




















出ます。

今回の特集は「カルテを書く」。
「カルテ」=医療記録は,医療従事者ならばだれもが近くにあるものですが,何を基準に書いているのか,なかなかわかりにくいものです。とくにこれと言ったことを考えず,自動的に書いている,ということもよくあるんじゃないでしょうか。
また電子カルテの普及により,カルテと患者-医療者の関係も多少変わりました。ユーザーとして診察を受けるときに,画面をずっと見ているような医師も時折おられますし,「いろいろ聞かれたけれど,診されてないじゃん」という気分になることもあります。

こうした中から,カルテをどう書き,どう残し,どう変わっていくのか,さまざまに考えたものが,この特集です。

また,特集以外の連載コーナーも,今回も興味深い内容です。

詳しくは,小社目次をごらんください。

http://tomishobo.com/catalog/ca20.html

 

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