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2009年8月19日水曜日

【ただの日記で】八ヶ岳・治郎兵衛沢(シラナギ沢)を遡行する【すいません】

 
8月某日。八ヶ岳・治郎兵衛沢(シラナギ沢)を遡行した。北八ヶ岳,天狗岳と根石岳の鞍部を源流とする沢である。ネットの情報はあまりないので,ここに掲げることにする。
(興味のない方はガン無視してください。すいません。)

8時 桜平駐車場からスタート。お盆の最中ということもあって,駐車場は満杯。別荘地より先の林道は,乗用車でも上がれないことはないが,けっこう底を擦った。車,痛そう。
駐車場より3分も登山道を歩けば,治郎兵衛沢の出会い。夏沢との二股になる。ハイカーも多いのでそそくさと入渓。治郎兵衛とは,盗伐に入ったものの,見つけられ,逃げ,沢に落ちて死んだ人のことらしい。南無。
出会いの水量は豊富で冷たい。とはいえ,ひざより上につかることはない。水は若干酸っぱい気がする。
人工堰を2つ越え,その間,滝場らしい滝場はない。大半は河原歩き。右手からは大きく崩落があり,何となく硫黄臭い気もするが,順調に行く。
途中でいくつか支流を分けるが,太いほうを選んでゆけば悩むところはない。両岸は切り立っていて,ゴルジェ状であるが,日がさしている沢なので,明るく,険悪さはない。左からくる支流の水は甘かったので補給しておく。
右からくる支流にいい滝があったり,滑り台状のナメがあるも,難なく通過。9時ごろ,治郎兵衛沢の最大にして,ほぼ唯一の滝に出会う。



けっこうカッコイイ。右の岩の崩壊具合が「鬼」みたいでイカす。滝の周辺はコロッセオ(行ったことないけど)のように広く,いい雰囲気だ。
滝は見た目ほど急ではないので,落ち口手前まで行けば,何とか越えられそうだが,右から巻くことにする。写真にはないが,この滝の右にも,ザレ気味の枯れ滝があり,ツノ状の岩の裏側に回りこめそう。ザイルを出すほどではないが,慎重に登っていき,ツノの裏側へ。滝の落ち口の20メートルほど上に出る。沢に戻るには,あてになるような木があまり生えていないので,鹿の踏み跡?(カモシカ?)を慎重に下る。

滝を越えたので,小休止を入れ,再び,登る。ガレがなくなったためか,穏やかな雰囲気になり,奥多摩あたりの沢のようで,コケむしている。水も甘くなっていた。ところが,のんびり登っていたら,なんと,水枯れ。
引き返すわけにもいかないので,枯れた沢を詰める。高山で,沢地であり,雪もそこそこ降る地域だからか,藪こぎもなく,草原上というか,ガレ場というか,その中間くらいの感じで,詰めていく。稜線を行く登山者が見えてくる辺りまであがると,高山植物のお花畑になっていた。踏まないように歩きながら,最後は謝りながらハイマツを15メートルほど漕ぎ,根石岳と天狗岳の鞍部に出た。登山道に出ると,霧がかかっていて,なかなかいい雰囲気であった。



ゆっくり目だったが,稜線に出たのは,10時半くらいだった。早い人なら2時間もかからず出そうだ。沢登りとしては,あまり遡行価値はないところでしょうか……。水が早々になくなるのはちょっとなあ,寂しい。

帰りは登山道を行き,根石岳を越え,オーレン小屋で昼飯などを食べ,駐車場に1時半に戻った。

*   *

ついでにヘッダーの写真も変えました。

子どもの絵日記よりもつまらない内容ですいません。
 

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