遠見書房のメルマガ

遠見書房のメルマガ
月1くらいの謙虚なメルマガです。上のバーナーをぽちっと押すと、説明ページに飛びます

2009年6月18日木曜日

【雑誌】子どもの心と学校臨床【創刊】

 
お久になっております。遠見書房でございます。

唐突でありますが(というか、準備は着々としていたのですが)、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、教育相談担当の教諭、養護教諭、特別支援担当の教諭、こころの教室相談員などなど、……学校の「こころ」関係の皆様に向けた雑誌を8月に刊行します!

子どもの心と学校臨床 第1号

雑誌ですので、刊行頻度というものがありますが、年2回2月8月に発行いたします。
A5版・並製の体裁で、1,470円(税込)。頁数は150頁の予定です。



詳しくはhttp://tomishobo.com/catalog/ca04.html

なお、雑誌のパイロット版を用意しました。
こちらからダウンロードしてください。(PDFになっています)
「へええ、こういうのなんだ」というのがわかるかと思います。
上記アドレスにリンクがあります。

ぜひ、定期購読をお願いいたします。


とはいえ、ま、内容ですよね。
個人的に学校臨床に対する思い入れは強く、村山正治先生などに頼み込みまして、この雑誌の立ち上げにいたった次第ですので、力を入れています。編集者として、学校臨床にはかなりコミットしてきたつもりですし、本なども作ってきましたが、その粋を集めて、最高の筆者を集め、まとめてみました。

創刊号の特集は、初学者に向けたものを用意しました。かなりの知見を詰め込みましたので、この号はお買い得です。しかもわかりやすい。
目次予定は以下の通りです。

特集:学校でうまくゆく心理アプローチと考え方
学校におけるグループ実践と展開 ■ (九州大学名誉教授)村山正治
学校のなかでのコミュニティ・アプローチ ■ (九州産業大学)窪田由紀
保護者とどう付き合うか――家族療法の視点から ■ (東京大学)中釜洋子
認知行動療法で子どもと向き合う ■ (新潟大学)神村栄一
ブリーフセラピーで学校問題に対応しよう ■ (目白大学)黒沢幸子
ストレスマネジメントとリラクセーション ■ (兵庫教育大学)冨永良喜
転移と逆転移からSC業務を考える ■ (愛知県立大学)祖父江典人
ユンギアンの考え方を学校に生かす ■ (京都文教大学)高石浩一
集団への視点とスクールカウンセリング ■ (明治大学)諸富祥彦


これが特集。いろんな学派の方が学校にコミットするわけですが、おいしいところを集めています。

そして、連載ですが、一人の方の連載は、以下です。


発達障害のある子どもたちの家庭と学校
(1)発達障害があるということ ■ (中京大学)辻井正次

近頃のシシュンキ(1) ■ (島根大学)岩宮恵子


この2本。
辻井先生といえば発達障害における名古屋学派の棟梁というべき方。真に実践的な臨床を目指しておられます。上記連載論文を読みつつ、膝叩きまくってしまいましたよ。

岩宮先生の連載は、エッセイです。笑いあり、涙ありなのですが、透徹に見据えておられますからね、あなどれません。


そして、リレー連載はこのようです。

相談室の子どもたち(1)子どもの成長力 ■ (放送大学)滝口俊子
学校をめぐる問題と対応(1)君はモンスターペアレントに対応できるか? ■ (龍谷大学)吉川 悟
【文献再録】読んでおきたい論文(1)スクールカウンセリングにおいて「絶対誰にも言わないで」と訴える二事例 ■ (にいがわクリニック)東 千冬
この本,読むべし――自薦式ブックレビュー(1) ■ (神戸大学)森岡正芳
書評 衣斐哲臣著『子ども相談・資源活用のワザ』 ■ (首都大学東京)長沼葉月


以上予定ですが、硬軟取り合わせて、学校の今、臨床の肝をお伝えできればと思います。子どもと家族と地域とさまざまな視点で切り取っていくつもりです。
ぜひぜひ、読者として、あるいは発言者としてもご参加ください。


第2号もこんな感じになっています。以下は目次予定です(あくまでも予定ですので)

特集:学校の中の発達障害の子ども:クラスに発達障害のある子もいるというあたりまえの現実の中で

学校における発達障害のある子どもたちのための「あたりまえの」サポート作戦
 ■ (中京大学)辻井 正次
生物学的精神医学から見た「発達障害であること」 ■ (浜松医科大学)中村 和彦
学習から発達障害のある子どもへのサポートを組み立てる
 ■ (浜松医科大学)藤田 知加子ほか
発達障害のある子どものための学校環境の調整 ■ (宮城学院女子大学)白石 雅一
発達障害のある子どものためのゆったりした学校生活づくり
 ■ (岐阜聖徳学園大学)小泉 晋一
発達障害のある子どものための楽しい人との関係のある学校生活作り
 ■ (東海学院大学)明翫 光宜
発達障害のある子どもの性と関係性の教育 ■ (名古屋大学)川上 ちひろ
            (あいち小児保健医療総合センター)杉山 登志郎
発達障害のある子どものサポートのための保護者との共同戦線の始め方
 ■ (山口大学)木谷 秀勝
教師のための発達障害の基本的知識 ■ (鳥取大学)井上 雅彦
発達障害のある子どもにとっての難しいサポート体制の体質改善術
 ■ (浜松医科大学)中島 俊思


特集は再び辻井先生にお願いしてしまいました。
これは役立ちますよ。発達障害は難問続出中ですから。

連載はこんな感じ。

発達障害のある子どもたちの家庭と学校(2) ■ (中京大学)辻井 正次
近頃のシシュンキ(2) ■ (島根大学)岩宮 恵子
相談室の子どもたち ■ (日本女子大学)鵜養 美昭
学校をめぐる問題と対応:いじめ――中学生の場合 ■ (京都教育大学)本間 友巳
この本、読むべし(自薦式ブックレビュー) ■ (文教大学)岡村 達也
【観点】学校からの報告(1)スクールソーシャルワーカーの活動と養成
 ■ (関西福祉大学)八木 修司


第2号から、オピニオン的なコーナーを設けました。第1回めは、八木先生によるSSWについてのお話。

第3号はいまのところ思案中ですが、学校臨床全般に対する実用的でテクニカルなリソース集みたいなものにしたいなあ、などと考えてます。

年2回というと、気分的にはかなりじっくりとできる感がありまして、いい雑誌、役立つ雑誌を作っていきたいと思ってます。

ぜひ、ご購読のほう、よろしくお願いいたします。

 

0 件のコメント: