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2009年5月28日木曜日

ガンバレ、谷川俊太郎!

 
グーグル・ブック検索ですが、動きがあったみたいですね。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090527-00000148-mai-soci


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絶版となった書籍のデジタル化を進める米グーグルと作家らが合意した集団訴訟の和解案が日本など米国以外にも及ぶ問題で、三田誠広・日本文芸家協会副理事長は27日、東京都内で報道各社の取材に応じ、「世界の作家の権利を守るための和解案を高く評価したい」と述べ、受け入れる考えを明らかにした。

 日本では刊行中だが米国で販売されていない書籍も絶版として対象になりかねないとの懸念が出版界に広がっていた。

 同協会は今年4月に発表した反対声明で和解案について、「米グーグルが絶版かどうかを判断するのは不当だ。回復しがたい不利益をこうむる」と批判。「一方的に押しつける和解案の日本の著作権者への通知が、一部の新聞・雑誌への1回の広告のみで、信じられないほどの軽視だ」と手続きも問題視していた。

 しかし、同協会は26、27の両日、来日中の全米作家協会や全米出版社協会の担当者らと意見交換。日本のオンライン書店や日本書籍出版協会などから情報提供を受けた刊行中の書籍は除外するといった詳細な説明があったという。

 三田副理事長は「絶版の定義は明確になった」とし、会員に対しデータの削除をグーグルに申し出るよう呼びかけていたが、撤回することにした。こうした考えについて6月3日の理事会に報告し、了承を得たうえで会員にも文書で通知する方針だ。

 一方、詩人の谷川俊太郎さんらが加盟する日本ビジュアル著作権協会(曽我陽三理事長)は和解案への参加を拒否する通知をグーグル側に送ったほか、中小出版社でつくる「出版流通対策協議会(高須次郎会長、98社)も拒否を申し合わせた。日本ペンクラブ(阿刀田高会長)は「安易に容認できない」とする声明を出している。

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一言、ガンバレ、谷川俊太郎と、言いたい。
(呼び捨てスイマセン)

 
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谷川 俊太郎

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2 件のコメント:

ターツ・エスカリネン・デ・オルツ さんのコメント...

はじめまして,ブログいつも楽しみに読ませていただいてます。

こういうセミナーも始まりましたね。

平成21年度 第1回研究セミナー「売れない学術書の著者が集まりグーグル電子図書館への対応を議論する会」
http://www.icpf.jp/sym21_k01.html

タイトルのみもふたもなさがステキですが,いずれにせよ,気になる話題です,グーグル・ブック検索は。

遠見書房主 さんのコメント...

ターツ・エスカリネン・デ・オルツ様

コメント、ありがとうございます!

へえ、ほんと、身も蓋もない……タイトルですね ^^;

当該HP中、あんまりにも売れない本はどうするんだ、という話の中で、「じゃ、電子書籍にすれば」なんて回答があり、まあ、ちょっと本当に身も蓋もないですね……。