遠見書房のメルマガ

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2009年2月12日木曜日

本ブログにおけるアマゾン・アフォリエイトについての考え方

遠見書房主としては、なるべくならばリアル書店を利用したいと思っておりますし、買ってくださる読者の方にもなるべくならばリアル書店を利用していただきたいと考えています。
理由としては、個人的になんか通信販売嫌いだから……厨房みたいな意見ですが、スマソです。
まあ、あと、地産地消という考え方が嫌いではなく、マックとか散々利用しているわりには、グローバリゼーションというものに対して根本的に懐疑的であるからです。目の見える範囲のコミュニティに対して投資なり、消費することが人間としては幸せになるんじゃないかと思うのですね。

とはいえ、アマゾン、便利。超便利。データベースとしての既存書店とのすみわけなり、相乗効果もあるでしょう。それに地方書店の悲壮な状況等から、アマゾンという存在が知的希求層に対し、恩恵を与えているのも事実です。だいたい、出版社としてはアマゾンから得られる利益は計り知れないものがあります。蓋を開けてみなければわかりませんが、遠見書房の売上げも、たぶん、何割かがアマゾン経由のものになると思われます。

遠見書房では、アマゾンの出版社向けサービスの一つであるe託販売サービスというのを使っています。
本来ならば、アマゾンで本を売るためには、取次店(主に大阪屋さん)を通して納品し、アマゾン様がデータをアップしてくれるのを待つ、、、というルートを使います。
しかし、小出版社ですと、まあ、さして売上げも望めないからでしょうか、データ化が1カ月先とかになることもあるんですね。正直、こういう状況は厳しい。よくアマゾン上で「予約」なんてやっていますが、あんなの、中小出版社でやれるところはないですよ。ハリポタかメガ出版社のみですよ、やっているのは。納品からデータ化されるまでに1カ月もかかったら、リアル書店=アマゾンの相乗効果もありません。検索に引っかからなかったら存在しないと同じです。

ところが、e託販売サービスを使いますと、即データ化可能! そのうえ、予約までできちまう……。のでありますよ。
福音!
とはいえ、敵もさるもの、というか、そんな美味しい話ばかりではなく、当然、直取引になりますので、マージンを取られます。アマゾン上に出ていますので、書いちゃいますけれど、4割持っていきます。
4割ですよ、4割。そのうえ、年会費9000円ですし、アマゾンの倉庫までの送料もこっちもち。しかも、在庫を持ちたくないからでしょう、コマメに注文するんですよね。一気に100冊とか注文してくれればいいのに。6冊とか、ナシですよ。。


1カ月待つか、4割払うか……

悩みに悩んだ末(本当に、1カ月くらい悩んだんですが)、e託販売サービスを使うことにしました。
4割は高い。できれば、あと、5分くらい低くしてほしい、というのが偽らざる気持ちですが、予約が可能になるのは大きい。本を印刷する前から「市場」に情報を出すことができる。このメリットは高いのではないかと思いました。でも、なあ、もうちっと安くならんですかね……。


で、です。

本ブログでは、他社の本をご紹介するときには、アフォリエイトを使ってみることにしました。まあ、ほんの一部でもアマゾン様に払ったものが返ってくればいいかな、というような程度のものであり、ひと財産作ろうなんていう気は毛頭ございません。その代わり、小社が出した本の類書や興味のある本について紹介していこうと思っています。
それから、小社の本を紹介するときには、アフォリエイトは使いません。アマゾンへのリンクもするつもりはありません。どんな書店さんも大事なお得意さんですので。
……まあ、多少、偽善ですね。


ともあれ、そういうふうに考えております。
今後ともよろしくお願いいたします。

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